金融機関の教育ローン【信用金庫】

民間金融機関の教育ローンを利用する場合は、大手都市銀行だけではなく地方銀行や信用金庫も比較の対象にしてみましょう。みなさんは普段、信用金庫を利用していますか?融資は原則として会員に限定されていますが、会員以外の方が利用できないというわけではありません。各地の信用金庫によって、金利や融資条件は変わってきます。店頭でパンフレットを手に入れたり、ホームページなどをチェックして問い合わせてみましょう。また、信用金庫でも大手都市銀行と同じように受験・入学シーズンになると、金利優遇キャンペーンなどを行っています。金利優遇は是非利用したいものです。埼玉県信用金庫を例にしますと、平成19年10月1日から平成20年4月30日までの期間に教育ローンの申込みを行うと、店頭表示金利より年2.4%の優遇金利で融資を受けることができます。店頭金利は、平成19年12月現在で年5.250%となっています。

スポンサードリンク

ただし、これは変動型金利に限られます。変動型金利は年2回、金利の見直しが行われます。金利の見直しによって、返済額が変動する可能性がありますので、返済期間は極力短くするべきでしょう。融資資格や融資内容は信用金庫により異なりますが、埼玉県信用金庫では以下の通りです。・満20歳以上の方・勤続年数(営業年数)が2年以上の方で、安定した収入が継続して見込める方・社団法人しんきん保証基金の保証が受けられる方・信用金庫の会員になれる方なお、担保と保証人は不要です。融資金は入学金や授業料、教材費、下宿代以外にも、受験費用や受験旅費にも利用することができます。融資金額は1万円単位で1万円以上500万円となっています。融資機関は6ヶ月単位で10年以内です。子供の卒業予定月まで、金利返済のみにし、元金返済を据え置くことができます。

教育ローン どんな人が利用しているの?

見事大学に合格した我が子。しかし、進学費用が家計ではまかなうことができず、教育ローンを利用。。。ある程度予想できたにもかかわらず、あらかじめ教育費を準備できなかった私達夫婦って、親としてどうなの・・・?現実にはどういった方が教育ローンを利用しているのかを調べたデータがありますので、少し御紹介してみたいと思います。国民生活金融公庫が調べたデータなので、いわゆる「国の教育ローン」を利用している方のデータです。もっとも利用している方の多い教育ローンが、国の教育ローンと思われますので、教育ローン利用者の現状を把握するには確かなデータだといえます。この調査結果で得られたデータをみると、最も一般的な教育ローン利用者は以下のようになります。・子どもが2人で両親を含めた4人家族。

・一家の大黒柱であり、収入額の一番多い父親が50歳。・母親のパート代も含めて、世帯の年収は約650万円。・教育ローンは子どもが大学に進学するため利用。いかがでしょうか?このお父さんの歳から考えて極めて平均的な年収、極めて一般的な家族構成、極々普通の10000件以上のご家庭で利用されているのです。また、教育ローンを利用しても、教育費は家計で充分まかないきれているかといえば、そうではないようです。家族旅行を控えてみたり、外食や衣類の購入を極力やめるようにして何とか教育費を捻出している家庭が6割以上もあるのです。お子さん自身にもアルバイトをしてもらって、教育費をまかなっている家庭も半数近くにのぼります。教育費を捻出するということは、どこの家庭でもとても負担が大きいもので、教育ローンを利用したりすることで切り抜けているのが、今の日本の一般的な姿のようです。

スポンサードリンク