教育ローンの比較ポイント

教育ローンを検討する場合、まずは公的機関が扱う教育ローンを考えることをおすすめしたいのですが、融資条件に当てはまらなかったり、融資金額が足りないということもあり十分な結果を得られるとは限りません。公的機関の教育ローンを押さえた上で、民間金融機関の教育ローンを比較してみましょう。また、会社で労働組合に加入している方でしたら、労働金庫(ろうきん)の教育ローンも利用可能です。民間金融機関の教育ローンを比較検討するポイントは、やはり金利です。銀行など金融機関では、春の入学シーズンになると金利優遇キャンペーンを実施している場合がありますので、店頭の広告やホームページなどで確認することをオススメします。また、金利は固定型金利か変動型金利かによって返済する額がかなり変わります。選択できるのであれば固定型金利をおすすめします。変動型金利は固定型金利よりも少し安く設定してありますので、安い方を選びたくなるとは思います。しかし、返済を短期で終わらせることができれば変動金利の方が良いのですが、世の中の情勢で金利が高騰した時には返済額が大幅に上昇することも考えられます。

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将来を見据えた場合、固定型金利を選んでおいた方が安心です。大抵の教育ローンは無担保型ですが、不動産担保型の教育ローンも存在します。不動産を担保にすることで金利が低めに設定されますが、抵当権設定などの手続きに時間を要するため、早急に融資を受けたい方には不向きです。教育ローンの返済方法は、在学中に金利のみを返済して、元金返済は卒業後まで据え置くことができるものがほとんどです。こういった方法を取ることができることで在学中は親が金利を返済して、卒業後は本人が働いて元金を返済するということができます。親の老後資金の心配もしなくて良くなります。教育ローンの最長借入期間はほとんどの場合が10年です。借入上限額は300万円程度までです。また銀行系の教育ローンでは繰上返済が可能な場合が多いようです。Web上には、教育ローンを比較できるサイトがいくつかあり、一覧になっているので比較しやすいので、そのようなサイトを利用するのも良いでしょう。また、いくら借りて、返済を何年で終わらせるか、事前にしっかりとした計画を建てましょう。

教育ローン どんな人が利用しているの?

見事大学に合格した我が子。しかし、進学費用が家計ではまかなうことができず、教育ローンを利用。。。ある程度予想できたにもかかわらず、あらかじめ教育費を準備できなかった私達夫婦って、親としてどうなの・・・?現実にはどういった方が教育ローンを利用しているのかを調べたデータがありますので、少し御紹介してみたいと思います。国民生活金融公庫が調べたデータなので、いわゆる「国の教育ローン」を利用している方のデータです。もっとも利用している方の多い教育ローンが、国の教育ローンと思われますので、教育ローン利用者の現状を把握するには確かなデータだといえます。この調査結果で得られたデータをみると、最も一般的な教育ローン利用者は以下のようになります。・子どもが2人で両親を含めた4人家族。

・一家の大黒柱であり、収入額の一番多い父親が50歳。・母親のパート代も含めて、世帯の年収は約650万円。・教育ローンは子どもが大学に進学するため利用。いかがでしょうか?このお父さんの歳から考えて極めて平均的な年収、極めて一般的な家族構成、極々普通の10000件以上のご家庭で利用されているのです。また、教育ローンを利用しても、教育費は家計で充分まかないきれているかといえば、そうではないようです。家族旅行を控えてみたり、外食や衣類の購入を極力やめるようにして何とか教育費を捻出している家庭が6割以上もあるのです。お子さん自身にもアルバイトをしてもらって、教育費をまかなっている家庭も半数近くにのぼります。教育費を捻出するということは、どこの家庭でもとても負担が大きいもので、教育ローンを利用したりすることで切り抜けているのが、今の日本の一般的な姿のようです。

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